アクティビストは怖い?
「今よりいい世界があるはず」と信じて、「この世界を変えたい」と社会に声を上げること、の辛さや絶望を一番知っているのは、アクティビストなんじゃないかと思うんです。
江連千佳
2022.02.21
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「論破されるかと思った」「怒られると思った」「絶対考えが合わないと思った」
そんな風に友達から言われることが結構あります。私はジェンダーの分野でアクティビスト的に活動しているので、考えをラベリングするのが簡単なのかもしれません。「なんでも女性蔑視していると批判するのではないか」とか、「政治・ニュースに関心がないなんてダメだと言われるんじゃないか」とか。
確かに、「こんな社会はおかしい!」って、声をあげることはしているんですが、目の前で話している人に対して、考えが違うからといって嫌悪することってないんですよね(もちろん加害してくる人には防衛しますが)。むしろ話したいな、と思います。例えば、「女性管理職なんて増えなくていいんだ」と言われたとしても、「そんなことない!」って論破するより、「なんでそう思うんだろう?」って話を聞いてみたくなるんです。ディベートをするより対話したいな、と。たま〜に「お前の考え方論破してやる!」みたいな態度で来られる人がいるんですが、そういう時はそっと逃げます(笑)