自然のメモ 1
あってもなくても、いいような気がする。そんな気がしてたまに泣いてしまう。自分も、自分が生み出したものも。
江連千佳
2022.01.06
誰でも
あってもなくても、いいような気がする。そんな気がしてたまに泣いてしまう。自分も、自分が生み出したものも。
だからたまには、ちっぽけを感じる。
ちっぽけな私は、粉雪がついた葉っぱをみつけた。

葉っぱ
落ち葉の上の粉雪なんて、あってもなくてもいいような気がする。どうせいつか、溶けてしまうんだろうし、どっしりつもった雪よりも中途半端な気もする。でも私は、落ち葉の上でじっと震えてる粉雪を払い落とせなかった。
誰かにとってあってもなくてもいいようなものほど、ちっぽけな私にとっては美しいかもしれないなと思った。
無料で「夕日が、沈むまで」をメールでお届けします。コンテンツを見逃さず、読者限定記事も受け取れます。
すでに登録済みの方は こちら